暗いリビングを明るくするシンプルな3つの方法
こんにちは、現役住宅営業マンのケイです。
モデルハウスに来られるお客様の中で、「リビングが暗いので、新居では明るいリビングにしたい。」とお考えの方が結構いらっしゃいます。
暗ければ窓を大きく取ればいいのですが、住宅密集地などで物理的に光が入りにくいと、単に窓の量を増やすだけでは不十分です。
ではどうすればよいのでしょうか?
そんな疑問に対して、当記事ではリビングを明るくするためのシンプルな方法をご紹介させていただきます!
リビングが暗くなる原因
まずはリビングが暗くなってしまう主な原因について、簡単に触れておきたいと思います。
部屋が暗くなってしまう一番の原因としては、太陽の日射が入りにくい立地条件であることです。
住宅密集地では特に、自分の家の周囲に別の建物が接近して建っていると、太陽の日差しが入りにくくなり、部屋が暗くなってしまうのは容易に想像できるかと思います。
また、光は窓から入ってくるため、窓の大きさや量が不足していれば、外から入ってくる日射量が制限されてしまいます。
では住宅密集地でもリビングをなるべく明るくする方法を具体的に紹介していきます。
細長い吹き抜け
部屋を明るくするのに吹き抜けをつくるということは、すでにあなたもよく知っていることかと思います。
しかし吹き抜けをつくるというのは、現実的に考えるとスペースがもったいないと感じて採用を見送る人も少なくありません。
部屋を明るくするための吹き抜けは、決してただ大きく取る必要はありません。
南側に面して細長い吹き抜けが非常に有効的なのです。
具体的には下の図をご覧ください。
このような立地の場合、1階に直接的な日の光はほとんど入ってきませんが、吹き抜けの窓からは日が差し込み、部屋のやや奥のほうまで明るくすることができます。
(引用元:https://fevecasa.com/life/27863/)
細長い吹き抜けから柔らかい自然光が入っています。
また吹き抜けの面積自体もさほど取っていないため、2階の間取りへの影響もそんなに受けません。
(引用元:https://www.pinterest.jp/)
(引用元:https://www.asahi-kasei.co.jp/hebel/lineup/casestudy/?id=j119&label=)
これだけ細長い吹き抜けであっても、光がたくさん入り込んでいるのがよくお分かりいただけると思います。
どうしても吹き抜けがつくれない!という場合には、リビング階段を採用して階段上部の窓から明かりを取り入れることも可能です。
(引用元:http://myhome-i.net/company/b120/case/14)
↓↓リビング階段についてはこちらの記事も参考にしてください。
南側以外にも大きな窓を
日差しは南の方角から入ってくるのが一般常識ですが、南側が遮られていたとしても、実は他の方角からも光を取り入れることは十分可能になります。
朝日は東から入ってきますし、北側には直射ではない柔らかく1日中安定した光が入ってきます。
↓↓北面に大きく取った窓でも、部屋は明るく夏場涼しく過ごせるというメリットも。
(引用元:http://hws06.osakazine.net/e609502.html)
ただし西側に窓をたくさんつくると夏場西日が入り、熱がこもって部屋が暑くなるため意が必要です。
2階リビング
最後にご紹介するのが、都市部など住宅密集地でよく採用する『2階リビング』です。
南側に建物が接近している場合は、1階の部屋にはほとんど直射日光は入ってきません。
下の図をご覧ください。
2階へは直射日光が部屋の奥の方まで届くので、ここにリビングやダイニングを持ってくるのが効果的なのがよくご理解いただけると思います。
ただし、リビングを2階につくるのことはメリットばかりではありません。
ご興味のある方は、こちらの記事も是非ご参照ください。
以上、リビングを明るくするシンプルな3つの方法をご紹介しました。
建ててから『想像以上に部屋が暗い!』と思っても本当に後戻りできません。
本記事を参考に、あなたの新居で明るいリビング空間が実現できると幸いです。