住宅展示場のアンケートは書くべき?書かないべき?
ご覧いただきありがとうございます。現役住宅営業マンのケイです。
住宅展示場の見学に行くと、まずは受付として営業マンからアンケートの記入を促されることがあります。
このアンケートへの記載内容を元に、営業マンはあなたの家づくりの計画について質問を投げかけて情報を得たり、今後の営業活動に役立てることになります。
アンケートには各社さまざまな項目があって、どこまで詳しく書くべきなのか、それともアンケート自体ヘタに書かないほうが良いのか、あなたはどのように思いますか?
今回の記事では、住宅展示場のアンケートについて、現役営業マンである私の見解をご紹介させていただきます。
アンケートの目的とは?
まずは住宅展示場でアンケートを書いてもらう目的は大きく三つあります。
一つ目が最大の目的である個人情報の取得。
氏名、年齢、住所、連絡先、職業、年収、家族構成という、家を買ってもらうのに必要な情報をアンケートによって簡単に把握することができます。
あなたが今すぐ家を建てることを検討していなくても、電話やメール、場合によっては自宅まで訪問して営業をかけたり、手紙やDMを送ってきて将来的にも接点を持つことができるのです。
二つ目に計画内容の把握。
目の前にいるお客さんが、建て替えや住み替えを検討しているか、土地から探しているのか、など計画内容を瞬時に把握して、スムーズに商談へ持ち込むことができます。
三つ目に市場分析。
これは各社の方針によって違いますが、多くの顧客データを元に市場分析を行い、効果的に広告宣伝を行ったり、設備投資を行ったりということに役立てることにも繋がります。
アンケート記入のメリット・デメリット
ではあなたが展示場のアンケートを記入する、直接的なメリット・デメリットを解説いたします。
メリット
アンケートを書くメリットは、計画内容をスムーズに伝えることができることです。
家の購入を具体的に考えて展示場に行った時、アンケートの項目に答えることでスムーズに営業マンと話を進めることができます。
これはお互いに取って、時間や手間の削減に大きく繋がります。
また将来の参考に見学する際にも、最新情報やお得な情報など、気になる住宅会社からの資料やDMを定期的に受け取ることが可能です。
デメリット
アンケートを記入するデメリットは、不要な営業をかけられる可能性があるということです。
営業マンからしつこく電話をかけてこられたり、アポなしで自宅まで訪問してくる、なんてことも多々あります。
小さいお子さんがいるご家庭などでは、夜分にいきなりの訪問やしつこい電話は特に迷惑と感じてしまうことでしょう。
こういったことをやめて欲しいと思ったら、必ず『営業電話や、訪問はやめてください。』とはっきり伝えることが大事です。
また『用件があればメールでお願いします。』といってメールアドレスを合わせて記載しておけば、メールで情報を送ってくれると思います。
こんな考え方も?
アンケートに記入しないと展示場を見学させてもらえないのか?というと、全くそうではありません。
普通に「将来的な計画で少し見に来ただけなので、どこの展示場でも書いていないんです。」と断っても大丈夫です。
ここで私がお伝えしたいことは、アンケートの記入を断ったあとの営業マンの対応が重要だと考えています。
どういうことかというと、普通の営業マンはアンケートを断ると、どうしてもモチベーションが下がって接客の質が落ちます。
営業マンによっては、『アンケートに協力しない客は、もはや客じゃない』というレッテルを貼り、適当に受け答えするようなひともいます。
しかしそんな中でも、アンケートを断ったのにも関わらず、親切丁寧に展示場を案内してくれる営業マンがいます。
こういう営業マンは、お客さん一人ひとりとの出会いを大切に考え、誰にでも親切に精一杯の対応ができるため、信頼することができるでしょう。
あなたの家づくりの良きパートナーとして、デキる営業マンを探す方法として、『あえてアンケートを断る』という裏技を試してみてはいかがでしょうか。