いったい何足分必要?玄関収納の種類と失敗しない方法
こんにちは、現役住宅営業マンのケイです。
家を新築したあとにもっとも不満が残りやすい収納不足。
中でも靴を収納するための『玄関収納』が足りなかったという声をよく聞きます。
家族が多くなれば靴の量も当然多くなりますが、家族の人数が変わったり、将来に渡って収納量が的確かどうか、ということまでイメージ出来ているひとは少ないです。
いつも溢れた靴で散らかっている玄関なんてイヤですよね。
そうならないために本記事では、適切な玄関の収納量についてお話したいと思います。
玄関収納の種類
玄関収納とひと口にいっても様々な収納の方法があります。
代表的な3つの収納は以下の通りです。
シューズボックス
(引用元:http://sumai.panasonic.jp/interior/shuno/conporia/)
シューズボックスはいわゆる下駄箱(げたばこ)のことです。
造り付け家具のような形状で、あらかじめ設けたスペースに置いたり、壁面へ固定したりします。
シューズボックスのメリットは、家具のように商品として用意されているため価格が比較的リーズナブルで、将来的にもし収納量が不足したときは、まるごと交換することも可能です。
シューズクローク
(引用元:https://www.royal-co.net/sssystem/)
シューズクロークは、ウォークインクローゼットのように、人が入り込んで収納できる空間です。
クローク内に棚をつくって靴を並べたり、パイプハンガーをつくってコート類を掛けたり、下部にはベビーカーやゴルフバッグ、アウトドア用品から子どもの遊び道具など、家にはあまり上げたくないものを収納することができます。
玄関にある程度まとまったスペースが必要なため、シューズボックスに比べてコストがかかってしまいます。
クロークボックス
シューズボックスとシューズクロークの良いところを兼ね備えたのが『クロークボックス』です。
見た目はシューズボックスですが、ボックスの底が空いているため、ベビーカーやゴルフバッグなども収納できてしまうという優れものです。
間取りを変えずに大きなモノなど収納したい方にぴったりですね。
収納量で失敗しない方法
玄関の収納が全然足りない!と住んでから思うことがないように、考えておくべきことをお話しします。
現在の靴の量を把握する
あなたの家族が今現在、靴が一体何足あるのか全て数えてみてください。
家族が減らない限り、靴の量が多少増減したとしても大幅に減ることは考えにくいため、その必要な靴が入る収納は確保しなければなりません。
将来の靴の量を予想
将来的に家族が増えることで、靴の量がどれくらい増えるかを予想します。
例えば結婚して子どもがまだいない夫婦であれば、子ども二人欲しいと思った時に、将来の子ども二人分の靴も収納できるように考えておかなければなりません。
小さい子どもがいる世帯でも、子どもが大きくなったときに増える靴の量も考慮します。
女の子であれば、スニーカー、ヒール、サンダル、ブーツなど靴の種類とともに量も多くなることが比較的多くなる可能性もあります。
まとめ
収納は「足りない」ということはありますが、「多すぎた」という声はほとんどありません。
間取りや予算の関係上、玄関収納にいくらでもスペースとお金を掛けれるわけではないと思いますが、将来をしっかり見据えて収納計画を行うことをオススメします。
シューズボックスには、『最大収納可能数』の記載があるので、それを見れば何足入るか分かります。
シューズクロークはオーダする棚の枚数によって、収納可能数は変わってくるので、住宅メーカーの設計担当者に確認をしてください。