室内の床材をタイルにするメリット・デメリットとは?
一戸建てで『タイル』というと、玄関ポーチや外壁などをイメージされるかたが多いかと思います。
住宅展示場では、リビングやキッチンなどの屋内の床材としてタイルを採用しているパターンをよく見受けます。
モデルハウスだからタイルにしているのかと思いがちですが、タイルは実用性が高く一般住宅でも採用することが多々あります。
今回の記事では、屋内に床タイルを使うメリットとデメリットをご紹介しましょう!
床タイルのメリット
室内用の床タイルは、一般的なフローリング材にはない、以下のようなメリットがあります。
掃除がしやすい
床タイル最大のメリットは、掃除や手入れのしやすさです。
キッチンの床はとくに汚れがつきやすい部分かと思います。
フローリングは水濡れに弱く、ほっておくとシミになってしまいます。
揚げ物をした日には油で床がベタベタ...なんてことあなたも一度は経験があると思います。
かといってキッチンマットを敷くと、大きなマットは洗濯が大変だし衛生的にも悪そう、と感じるひとも少なくないでしょう。
もともとタイル自体が汚れがつきにくいということもありますが、水や調味料をこぼしてしまったり、油はねによる汚れなどもすぐに拭き取るだけでお手入れが簡単です。
落ちにくい汚れに対しては、中性洗剤を水で薄めて雑巾で拭いたり、メラミンスポンジ(激落ちくんなど)でこするとキレイになります。
耐久性が高い
タイルはフローリングと違って、耐久性や耐摩耗性が高いため、傷やヘコミに強いのが特徴です。
また高温で焼いているタイルは、紫外線に強く変色などの劣化がしにくいのも素晴らしい点です。
ただしタイルとタイルの間の目地は劣化するため、必要に応じてメンテナンスをします。
高級感がある
タイルは一般的に高級建材のひとつとして扱われてきました。
タイルの高級感や上質さは、インテリアのグレードをワンランクアップしてくれるでしょう。
また床の材質を分けることで、アクセントとなりオシャレ感が増すこと間違いなしです。
室内床タイルのデメリット
床タイルはメリットばかりではなく、下記のようなデメリットも存在します。
割れることがある
タイルは耐久性は高いですが、ひび割れや欠ける可能性はあります。
少々のものを落としても大丈夫ですが、鋭利なものや重量のあるものを落下させてしまうの割れてしまう恐れもあります。
万が一割れてしまった場合は、1枚ごとに貼り直しが可能なので、大きな問題ではないですが、放置しておくと下地を痛めてしまうため注意が必要です。
冬場の寒さ対策が必要
夏はタイルがひんやりとして素足で歩くと冷たくて気持ち良いのですが、逆に冬場は足元が冷えてしまいます。
スリッパを履く習慣があれば問題ないですが、家の中ではスリッパを履かない人にとって、とても快適に過ごすことができません。
床材にタイルを採用するなら、実は床暖房がおすすめです。
タイルは熱を伝えやすいため床暖房との相性は抜群なのです。
足腰への負担
キッチンでは立ちっぱなしの時間も長くなりがちですが、床材によって足腰への負担が大きく変わってくるのはご存知でしょうか。
クッションフロアや無垢材フローリングは、表面が比較的柔らかいため、足腰への負担を軽減してくれます。
しかしタイルは表面が硬いため、長時間の立ち作業は足腰への負担が大きく、疲れやすくなってしまいます。
スリッパを履いたり、フロアマットを敷くなどして対策することはできます。
こんな床材も人気
キッチンなど水廻りでは、特殊化粧シートで表面加工されている床材も人気です。
パナソニックの『アーキスペックフロアA 石目柄』は、大理石のような高級感がありながら、汚れや傷にも強いフロアです。
|
↓↓床材に関してはこちらの記事もご覧ください。