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セキスイハイム「快適エアリー」のデメリットとは?

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セキスイハイムといえば全館空調システムの『快適エアリー』が有名です。 

高性能フィルターによって花粉、粉塵、PM2.5の他、様々な有害物質が家に入ってこないようにし、夏は冷房、冬は暖房が家じゅう効いていて快適な室内環境を実現します。

さらに1日最大40Lもの除湿機能もあり、夏のムシムシ感を抑えることができます。

そんな非の打ち所がない空調システムとも思える『快適エアリー』には、いくつかのデメリットが存在し、それによって採用を見送るひとが少なくありません。 

本記事では、快適エアリーのデメリットをご紹介いたします。

 

 

快適エアリーについて

快適エアリーはセキスイハイムオリジナルの全館空調システムです。

冬場には『あったかハイム』と謳って、CMで頻繁に宣伝しているのを見たことがある方も多いかと思います。 

全館空調とは1〜2台の空調設備で冷暖房をまかない、家じゅう温度差が少なく年中快適に過ごすことができる空調システムをいいます。

 

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↓↓【快適エアリーの全てがわかる動画】

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快適エアリーのデメリット

実際にお客様からの評価にもある、快適エアリーのデメリットについてご紹介します。

 

床のグリル

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快適エアリーは、床下にある空調ユニットからフローリング上にある『吹出グリル』にダクトを通じて空気を供給しているシステムです。

別途設けられた『床ガラリ』からは、冬場特に冷える足元からじんわりと部屋を暖めてくれます。

このグリルやガラリは、部屋の中でも存在感があって見た目が不評なのです。

インテリアにこだわりがある人なんかは、こういったグリルが床面にあること自体、NGで敬遠されます。 

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また、小さい子どもがいるご家庭では子どもが飲み物をこぼしたりしないかが心配ですし、部屋の模様替えやリフォームにも多少影響があるかもしれません。

 

手入れが大変

床面にある換気と空調を行うグリルは、定期的に清掃する必要があります。

グリルカバーを外してフィルター掃除を1〜2週間程度に1度という頻度。 

このグリルは1階と2階合わせて数カ所あるため、どうしても掃除の手間が掛かってしまいます。

全館空調はフィルター掃除を怠ると性能や空調効率がどんどん低下してしまうため、こまめなお手入れは必須です。

 

【吹出・吸込グリルのお手入れ】

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(出典:セキスイハイムのオーナーサポートより)

 

リモコンが掃除のタイミングをお知らせしてくれますが、1〜2週間に1回フィルター掃除を推奨しています。

セキスイハイムのオーナーサポートサイトには、各種グリルの清掃方法を丁寧に解説されています。

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これを見る限りはなかなか大変な作業だと思いませんか?

基本的にはこれが2〜3週間に1度は必要になるといわれます。

掃除が苦手だったり面倒な方や、忙しい共働き夫婦では適正な維持管理が難しい場合も考えられますね。 

 

災害時の不安

セキスイハイムの全館空調では、床下空間に空調ユニットやたくさんのダクトが存在しています。 

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(出典:セキスイハイム九州HP)

 

近年、記録的な豪雨や台風、土砂災害など全国各地で異常気象が起こっていますが、床上や床下浸水の可能性がある地域では特に注意が必要です。

床下に浸水するようなことになれば、機械類が壊れてしまうことも考えられます。

現に床上浸水したセキスイハイムの快適エアリーが壊れてしまった家もあるそうです。

自然災害では保証は適用外なので、自腹で修理するか保険で直すことになります。

災害があったような場所では、すぐには対応してもらえないことも考えられるため、空調が全く使えなくなるのは、猛暑時など大きなリスクともなりえます。

 

まとめ

全館空調としては、多くの建築実績を持つセキスイハイムの快適エアリー。

ご紹介したデメリットも理解しながら、それを超えるメリットを感じて採用する方も当然たくさんいらっしゃいます。

その他の意見としては、『電気代が高い』や『冬場の乾燥』などネット上でも飛び交っていますが、実際に住んでいる人の意見を聞くことが一番かと思います。

セキスイハイムの展示場へ行き、入居宅の見学ができる機会があれば、積極的に参加してみて快適エアリーの感想を直接聞いてみてはいかがでしょうか。

 

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