新築現場へ行こう!頻度は?大工さんへ差し入れは必要?
注文住宅の場合は、工事が始まってから完成するまでに時間がかかりますよね。
建築技術が向上したことでひと昔前にに比べて工期は短縮されていますが、それでも木造住宅で4ヶ月~6ヶ月、鉄骨住宅などでは3ヶ月~4ヶ月程度かかります。
ただ単に家が出来ていくのを楽しみに待つのも良いのですが、建築現場にいくことで様々なメリットがあるため、積極的に足を運ぶことをオススメします。
ではなぜ、建築現場へ行く必要があるのか?
大工さんをはじめ、職人さんには差し入れを持って行ったりするの?
どれくらいの頻度で行けばいいの?
そんな疑問の答えと、建築現場を見に行くことで得られるメリットをいくつか紹介したいと思います!
建築現場へ行くメリット
イメージとのギャップを減らすことができる
打合せを進めていてあなたはこんな経験をしていませんか?
「図面を見ているだけでは空間のイメージができない」
「この壁に棚をつくりたいけど、どのくらいの高さが使いやすいかわからない」
「壁掛けテレビをつけたいけど、見やすいテレビの大きさや設置する高さを迷っている」
注文住宅は形のないものを作り上げていくため、完成するまでイメージがつきにくいとよく言われることがあります。
イメージがつかないまま建物が完成していざ引越ししたときに、全然思っていたイメージと違っていた!なんてことはなるべく避けたいですよね。
大工さんが家を作っている段階で現場を見学すると、ある程度空間のイメージがついてきます。
そこでメジャーを使いながら棚を設置する高さを目で見て確認したりすると失敗が少なくなります。
また現場を見渡してみると「ここに棚があれば便利だな」とか「ここには少し狭いから必要ないかな」など新たな発見があったりもします。
職人とコミュニケーションがはかれる
何度も足を運ぶことで現場の職人さんと親しくなることができます。
職人さんも仕事なので当然手を抜くということはないはずですが、実際に住む人の顔がわかったほうが同じ仕事をするにも気持ちを込めて作業をしてくれると思います。
中でも大工さんは基本的に設計士が作成した図面をもとに家を作っていきますが、実際に作っていくと細かいところできっちり図面通りに作るよりも、より良い仕上げ方を見つけてくれることがよくあるのです。
通常は現場監督に確認して判断するか、そのまま図面通り作ってしまうことが多いのですが、施主が現場に行っていると「ここ、図面ではこうだけど、こうしたほうが使いやすいと思いますよ」と大工さんから直接相談を受けます。
わたしが自宅を新築したときも、休みのたびに建築現場へ足を運んでいましたが、大工さんに頂いたアドバイスによって設計図面より一段と使い勝手や見栄えが良くなった部分がたくさんあります。
反対に直接大工さんに指示をすることも可能です。
(変更が伴うようなことは現場監督に伝えるほうが現場の混乱を防げます)
現場の打ち合わせミスが減る
建築工事が始まってからも打ち合わせで、後から部材を追加したり変更したりすることもあろうかと思います。
そういった設計図面に載っていないことが、現場監督から大工さんにちゃんと伝わっていないことがたまにあります。
他の営業マンの現場ではそんなことが何度もあって大きなクレームにもなっていた程です。
決めたことがちゃんと現場に伝わってないと嫌ですし他にも色々と不安になりますよね。
あなたが現場へちょくちょく行くことで、気付くことができるので未然にミスも防げることもあります。
家づくりの思い出になる
建売住宅はすでに完成している家を購入するので感覚的にはマンション購入に近く、家を建てた!という心境にはなりにくいものです。
その点、注文住宅は一から間取りを考えて、外装、内装、設備に至るまで全て自分で決めたものです。
家に対するこだわりや思い入れが比較的強いので、だんだんと家が出来ていく過程を見るのも面白いものです。
写真をたくさん撮ったりするのも良いですね!
差し入れは必要?
職人さんへ差し入れをされる施主様はたくさんいらっしゃいます。
差し入れは必ずしも必要なものではありませんが、職人さんも当然『人』なので気遣ってくれると嬉しいものです。
ちょっとしたもので気持ちよく仕事をしてもらえるなら、するほうも決して無駄ではありませんよね。
暑い夏なら冷たい飲み物を、寒い冬なら暖かいコーヒーなど持って行ってあげましょう!
ちなみに夏場は職人さんも水分補給のため、水やお茶を自身でたくさん持参しています。
細かい話にはなりますが、水やお茶など味が変わらないものよりも、例えばスポーツドリンクや冷たいコーヒーのほうが喜ばれるかもしれません。
あとは休憩中に少しつまめるようなお菓子なども一緒に持っていくのもいいですね!
要は気持ちの問題です。
現場へ行く頻度は?
どれくらいの頻度で現場へ足を運べばよいか。
これもとくに決まりはありませんが、『出来る限り』行くことをオススメします。
その日やっている作業はその日しか見れません。
内壁を貼ってしまったら壁の中がどうなってるかがもう見ることができません。
出来る限り自分の目で確認するようにしましょう。
現場が近所であれば毎日挨拶だけでもする方がいますし、建築工事中に1、2回しか来ない方もいて様々ではあります。
頻繁に行くにしても職人さんの作業の手が止まらない程度に、気を遣ってあげる必要はあるかと思います。
まとめ
新築現場へ足を運ぶことはメリットが多いと思っていただけたかと思います。
ただし、建築中の現場は危険がいっぱい!釘があちこちに落ちていたり、不用意に触ったもので怪我をしてしまう恐れがあります。
また頭上から何かが落ちてくる可能性もありますので、見学の際はなるべく現場用のヘルメットを着用することをおすすめします。
また小さい子どもを連れていく場合は決して目を離さないか、不安であれば子どもは連れていかないほうが良いでしょう。
職人さんと仲良くなって現場もよく確認して後悔のない家づくりを!