パントリーはこんなにも便利!組み合わせや大事なポイントをご紹介!
こんにちは、現役住宅営業マンのケイです。
ご覧いただきありがとうございます。
注文住宅の間取りで、今やほとんどのお客様がキッチンにパントリーをつくることを希望されています。
パントリーとは、もともと食器や食品類を貯えておく小部屋のこと。
小部屋にすると結構なスペースが必要となってしまいますが、上手に工夫することで省スペースでも実用的なパントリーをつくることが可能です。
近年、災害等により水や非常食などの食品類を大量にストックされている方も多く、収納場所としてパントリーが重宝します。
本記事では、そんなパントリーの活用術や重要なポイントをご紹介させていただきます!
パントリーには何を収納する?
まずはパントリーにどんなものを収納するのかを考えてみましょう!
食器やフライパンなどの調理器具は、基本的にはキッチン本体の収納やカップボード(食器棚)へ収納しますが、収まりきならなかった食器類をパントリーでカバーします。
(出典:http://blog.fujey.com/?eid=884736)
家族の人数が多かったり食器を集めるのが好きな方だと、造り付けの食器棚だけでは収納量が全然足りないことがあるので、そんなときはパントリーが重宝しますね。
また最近では、コストコなどのディスカウントスーパーで食品を大量購入してストックするという家庭がたくさんあります。
パントリーはそんなストック品の収納庫としては万能です。
水やジュース類、お酒、カップ麺、お菓子、缶詰、調味料、野菜、お米など、収納できるものは多岐に渡ります。
(出典:https://suvaco.jp/doc/pantry-150817)
使いやすいパントリー
パントリーのスペースは大きければ使いやすいというわけではありません。
どんな使い方にせよ、一番のポイントは『棚の奥行き』なんです。
- 「食品や調味料など家に在庫があるのに買ってしまった」
- 「ストックを整理していると賞味期限が切れていた」
あなたも一度はこんな経験をしたことがありますよね。
棚の奥行きが60cmや90cmあれば、一見たくさんものを収納できそうですが、奥の方のものは取り出しにくくて在庫も把握しにくいですよね。
反対に奥行きをあえて浅くすることで、在庫をパッと見渡せるようになるため、「重複買い」や「賞味期限切れ」を防ぐことができるのです。
奥行きはだいたい30〜40cmくらいがベター。
また、棚は完全に壁に固定する「固定棚」にしてしまわずに、棚の高さを自由に変えることができる「可動棚」にしておくと、収納するものの高さによって棚を変更出来て便利です。
ただし重さのあるものを収納する場合には、可動棚ではその重量に耐えられず危険が伴うため、そのような重たいものを収納することがあれば、必要に応じて固定棚付けられることをおすすめします。
パントリー取り方
パントリーは家の間取りや有効なスペースによって取り方や使い勝手が変わってきます。
カップボードに隣接
近年ではカップボードと呼ばれる既製品の食器棚を新築時に造り付けることが多くなっています。
そのとなりや周囲にカップボードだけでは収まりきらない食器や食品類を収納するパントリーを設けます。
幅90cm前後、奥行45cm前後を床から天井まで取って、棚を6〜7枚程度用意します。
省スペースで収納量が大幅アップする方法として、非常に有効なパントリーの取り方のひとつです。
パントリー(クローゼット)
ウォークインクローゼットのように小部屋になっているパントリーで、「ストックヤード」と呼ぶこともあります。
壁面いっぱいに棚をつくることでかなりの収納量となります。
また人が入り込んで収納を見渡せるため、どこに何があるかが一目瞭然ですね。
ここでも棚の奥行きは浅めにしておくことがポイントです。
広さは1畳〜でも棚をL型に配置することで、棚の枚数としては10〜14枚程度設けて十分な収納量を確保することができます。
パントリー応用編
パントリーの便利な活用方法を紹介します。
パントリー × 勝手口
キッチン近くに勝手口あればゴミ出しなどがラクで便利で希望される方は多いですが、勝手口自体は見た目はあまりオシャレではなく、生活感が出てしまうため隠したいという要望をよく聞きます。
そんなとき勝手口ドアをパントリーに設けることで、勝手口を隠すことができるのはもちろん、パントリー内が明るくなったり自然の風を通すこともできます。
(出典:http://www.total-housing.net/works/kagoshimashi-2015041601/)
パントリー × 家事室
忙しい主婦からの要望で家事室をつくることがあります。
アイロンがけをしたり、家計簿をつけたり、家事の合間に本を読んだり、パソコンでインターネットを楽しんだり...
そんな家事室をパントリー内につくってしまうのはいかがでしょうか?
(出典:http://www.sumairu-ie.co.jp/uploads/images/05.jpg)
パントリーと家事室、勝手口を組み合わせると、主婦にとっては嬉しい空間になるのではないでしょうか。
以上、パントリーの便利な活用術をご紹介しました!