【積水ハウス】の特徴と評判は?住宅営業マンが徹底解説します!
積水ハウス株式会社は1960年に設立された住宅会社で、大阪市北区に本社をおく業界最大手のハウスメーカーです。
創業は1960年で、大手ハウスメーカーの中ではダイワハウスに次いで2番目に歴史の長い会社になります。
戸建住宅を中心に賃貸住宅も高いシェアを誇り、街づくり事業や分譲マンションなど幅広い事業にたずさわっています。
本記事では積水ハウスの特徴と評判を、現役住宅営業マンの私がご紹介させていただきます!
積水ハウスの特徴
住宅着工戸数No.1
積水ハウスは、住宅着工戸数業界ナンバー1を誇り、最も多くのお客様に選ばれているという実績と安心感を全面的にアピールしているメーカーです。
その数は累計200万棟以上にものぼり、他を圧倒する数となっています。
CMもよく放映されているため誰もが一度は聞いたことがあるメーカーであり、検討すべき一社として住宅展示場を見学する方が多いです。
建築数が多いということは、同時に一戸建てに関するノウハウが蓄積されていて、デザイン性や提案力にも期待ができるでしょう。
最高級外壁『ダインコンクリート』
(引用:http://www.sekisuihouse.com/products/steel2/is/)
強度や耐火性に優れているコンクリート外壁ですが、さらにデザイン性やメンテナンス性を高めたコンクリート外壁が、積水ハウスの最高級外装材ダインコンクリートです。
一般的なコンクリート外壁にはない、繊細なテクスチャーや美しく重厚感のあるデザインが顧客より高い評価を得ています。
外壁の耐候性を高めるために4重もの特殊塗装を施した『タフクリア–30』により、通常15年程度でメンテナンスが必要な外壁の再塗装や目地の打ち替えが30年間に伸びることでメンテナンス費用を約半分に抑えることが可能。
さらに防汚塗装の効果により、汚れが付きにくいため美しい外観を永きに渡り保つことができます。
実際には住宅が置かれている環境下により、塗装や目地の劣化速度はそれぞれ異なるため、必要に応じて計画的にメンテナンスを行うことが家を長持ちさせるためには大切なことです。
ダインコンクリートは、積水ハウス最高級商品『イズシリーズ』に採用されています。
ISシリーズ・・・「イズ・ステージ」、「イズ・ロイエ」
ダイナミックフレーム・システム
イズ・シリーズでは天井高2m74cm、最大スパン7mもの大空間を実現できる『ダイナミックフレーム・システム』を採用することができます。
ソファでくつろいでいても視線を遮る柱や壁がほとんど存在せず、開放的で贅沢な心地の良い大空間を実現させることが可能です。
柱や間仕切り壁を極力必要としなければ間取りの自由度や対応力も向上するので、あなたの理想とする間取りを実現しやすくもなるでしょう。
スローリビング
室内とフルフラットで繋がる軒下空間。そんな内と外をつなぐ中間領域の心地良さを先進技術により実現した積水ハウスの新提案がスローリビングです。
深い軒により夏場は日差しを抑え、冬場は低くなる太陽の暖かさを室内にうまく取り入れて年中快適に過ごせることを考えています。
大開口の明るい室内空間と深い軒下空間。穏やかで心から落ち着くことができる次世代の暮らしを実現できることでしょう。
積水ハウスの構造
積水ハウスは、『鉄骨造』と『木造(シャーウッド)』の2種類の構造があります。
鉄骨造では、ユニバーサルフレーム・システムと呼ばれ、一般的には「鉄骨軸組工法」が採用されています。
鉄骨の柱や梁を基本にして耐力壁(筋交い)を加えることで地震の揺れに耐えるという考え方の工法です。
積水ハウスでは、耐力壁に一般的な鉄骨ブレースを採用しています。
このブレースは震度5程度の中地震に対しては、引張力と圧縮力によって地震の揺れをうまく吸収するので建物の変形を防ぎます。
しかし震度7の大地震には、ブレースが伸びきってしまうため、繰り返す余震に対しては建物に大きな損傷が加わる可能性があります。
そこで地震の揺れをさらに吸収する制振構造システムの「シーカス」の導入により、地震を受けたときの建物の変形量を1/2に低減させることができます。
「シーカス」は以前まではオプション仕様とされていましたが、現在では全邸標準装備となっています。
以下は積水ハウスの耐震実験映像です。
【SEKISUI HOUSE GLOBAL】Technology2
この映像の中でもシーカスが熱エネルギーにうまく変換することで地震の揺れを吸収しています。
積水ハウスの評判
積水ハウスは設計提案力が高く評価されているメーカーでもあります。
ブランド価値が高く、会社経営者や医師、弁護士、税理士など高所得層が建てるような超高級住宅の建築実績も多く、蓄積されたノウハウがあり満足度も高い傾向にあります。
2020年基準の住宅『ZEH(ゼッチ)』を満たす住宅採用率も70%以上とハウスメーカーでは最も多く、地球環境へ配慮した取り組みが徹底されています。
そのぶん金額的にも業界では高額なほうへ分類され、坪単価は70〜80万円程度となることが多いようです。
会社の規模が大きいと社員の数も当然多くなりますが、営業マンのノルマは厳しく辞めていく社員も多いため、積極的に中途採用を行っています。
そのため経験の浅い営業マンに当たると、あなたが質問したことにうまく答えられなかったり、知識のバラツキが比較的よくあるといえます。
家づくりを担当する営業マンによってあなたの家づくりの善し悪しが決まってしまうことも十分にあるので、営業マンをよく見極めることも大切です。
インターネットで積水ハウスの評判を検索すると、クレームが多いような印象を持つかもしれません。
これは積水ハウスだからクレームが多いというわけではなく、住宅産業自体が『クレーム産業』と呼ばれている所以、建築実績が圧倒的に多い積水ハウスだからこそ数に比例してクレームの総数も多くなってしまいます。
インターネットのクレーム記事は参考程度に止め、あまり気にする必要はないでしょう。
営業マンの辛口評価
積水ハウスの営業マンは、ブランド価値と業界ナンバー1であることを散々アピールしてきます。
なぜなら商品にあまり尖った特徴がなく、他メーカーと比べると商品による差別化が難しいからです。
日本人は他の人と同じことをすると安心する国民性である、とあなたも聞いたことがあると思います。
「たくさんの人から選ばれているなら安心。」と『業界ナンバー1』という点は、住宅という高価な買い物をする上で大きな安心材料になるんですね。
ダインコンクリートの重厚感やデザイン性で選ぶ施主が実際に多いです。
たしかに今までにないようなハイクオリティな外壁ですが、積水ハウスで建てる人はだいたい同じようなデザインを選ぶので、同じような家が建ち並んでいる光景をよく目にするため残念ながら個性を感じられません。
また、メーターモジュールの優位性を散々語りますが、同じような間取りでも人によっては無駄に建物面積が大きくなり、割高になってしまうためこれも一長一短です。
『ブランド好き』、『重厚感のある外観デザインにしたい』というような方は、積水ハウスを検討してみてはいかがでしょうか。
こんな風に思っている方は、まずはネットでカタログを取り寄せて、マイホーム購入に向けたイメージづくりをしてみてはいかがでしょうか。
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