【へーベルハウス(旭化成ホームズ)】の特徴と評判は?住宅営業マンが徹底解説します!
ヘーベルハウスは、正式には『旭化成ホームズ株式会社』といい、旭化成グループの住宅事業を担う大手ハウスメーカーです。
「アウトドアリビング」、「比類なき壁」など、キャッチコピーが印象に残るCMをよく目にし、住宅購入検討者では知らない人がいないというくらい知名度が高いハウスメーカーです。
住宅展示場では構造体のサンプルなどのしつらえによるイメージが良く、全国的に営業手法が統一されているのも特長です。
本記事ではそんなへーベルハウスの特徴と評判を、大手住宅会社で家を売っている私が解説していきたいと思います!
ヘーベルハウスが選ばれている理由
へーベルハウスは若年層からシニア層まで幅広い顧客から人気があります。
選ばれている理由として最も多いのが、耐震性・耐久性が高いという理由です。
地震大国であるこの日本で家を建てるためには、地震に対する備えは切っても切れない課題になります。ここにフォーカスしているへーベルハウスはそれぞれの年代の顧客から高い評価を得ています。
その他にも保証制度の充実していることが評価されているポイントになっています。
ヘーベルハウスの特徴
ALCコンクリート・へーベル
ALCコンクリートのALCは高温高圧蒸気養生(Autoclaved)・軽量気泡(Light weight aerated)・コンクリート(Concrete)の頭文字になります。
一般的にコンクリートといえば重たいイメージがありますが、軽量気泡コンクリートという名前の通り、内部には無数の気泡の穴があいているため、水に浮かぶほど軽量の素材です。
- 耐火性に優れる
- 断熱性が高い
- 遮音性が高い
このような性能面が高いため、へーベルハウスではALCコンクリートを外壁メインに床や天井材として使用しています。
外壁のへーベル板には、3層仕上げ塗装「ロングライフコート」が施されています。
工場で塗装する下塗り、中塗りと上塗りは現場で吹き付けをします。
30年目でこの外壁の塗り替えをすることで60年以上の耐久性をアピールしています。
へーベルハウスのロングライフプログラムでは、30年目で防水・外壁の集中メンテナンスを400万円掛けて行うことで、建物を60年間維持管理がきっちりとできることを明確に説明しています。
メンテナンスで一時的に大きなお金を要しますが、将来掛かる費用を最初に把握できるということは、ある意味親切であると受け取ることもできるでしょう。
ちなみに外壁の「耐久性」と「汚れ」は全く別問題です。
あくまで『塗装』であるため環境によっては10〜15年程度で外壁の汚れが目立ち始め、30年を待たずして外壁の塗り替えをしているお宅もあるようです。
汚れを気にする場合は、オプション仕様の『デュラ光(光触媒コーティング)』を採用すると外壁の汚れを分解して雨で洗い流してくれる効果が期待できます。
(20〜30万円 / 棟)
へーベルハウスの構造
ハイパワード制振ALC構造
へーベルハウスは2階建てまでは軽量鉄骨造が基本となり、制振デバイスを標準搭載した「ハイパワード制振ALC構造」を採用しています。
地震の揺れに対しては、柱と梁で耐えるのではなく、バランス良く配置された制振フレーム「ハイパワードクロス」で揺れを吸収する仕組みとなっています。
制振フレームの中心部分に搭載された極低降伏点鋼という特殊な金属が、地震エネルギーに対して、変形しながら熱エネルギーに変換し逃がすことで構造や建物の損傷を防いでくれているのです。
極低降伏点鋼が地震エネルギーを熱に変換して逃がしている様子です。
ハイパワードクロスの配置プログラムを強化したことにより、従来の耐力壁に比べると変形量が約1/2に軽減されているようです。
重鉄制振・システムラーメン構造
へーベルハウスは、3階建て以上は重量鉄骨造で提案することが多いようです。
重量鉄骨のラーメン構造なら柱と梁で構成されるダイナミックで広い空間が確保することが可能です。
へーベルハウスの重量鉄骨造は、他社の重量鉄骨造よりも比較的安価である場合が多いようです。
2015年8月には、大手ハウスメーカーで3階建ての実大振動実験を行っています。
↓↓3階建て実大振動実験映像はこちら
http://www.asahi-kasei.co.jp/hebel/technology/01s_pop02.html
尚、実験の詳しい内容や振動回数・規模、実験結果の詳細などは非公開。
外観デザインなど
へーベルハウスといえば、四角いキューブを組み合わせたようなフラットルーフの外観が特徴的です。
このキューブ型のデザインが外壁へーベルとの相性抜群!
モダンでスタイリッシュな外観デザインが人気です。
もちろん屋根付きのモデルも用意されていますが、フラット屋根が圧倒的に多く、屋根をつけるほうが価格が上がります。
(他のハウスメーカーは屋根付きよりフラット屋根のほうが価格は高くなることが多いです)
フラットルーフの特性を生かし、屋上利用を積極的にアピールしています。
敷地に余裕があればわざわざ屋上に庭を作る必要はありませんが、都市部など敷地の広さに制限がある場合は、屋上庭園はまさに理想的ですね。
フラットルーフのデメリットは、メンテナンス費用が割高になることが考えられます。
1年中紫外線や雨に晒される過酷な環境下にある屋上は、防水シートの劣化が激しく雨漏りを防止するために一般的には10年〜15年に一度、定期的にメンテナンスを行う必要があります。
へーベルハウスのHPには、シート防水耐用年数は30年以上となっていますが、実際はそれよりもずいぶん早くにメンテナンスを行っているケースが多いようです。
へーベルハウスの評判
テレビCMや広告宣伝などを中心に、暮らし方のイメージを広げる工夫が感じられ、センスの良い会社というイメージが強いメーカーです。
シンプルかつ重厚感のある外壁へーベルのデザインは、老若男女ウケもよく幅広い世代に愛されています。
営業マンも優秀な人材が多く、契約後も信頼して家づくりを任せることができるでしょう。
ただし地域によってはかなり強引な営業手法で契約や決断が迫られるという強引さも持ち合わせたハウスメーカーです。
慌てて決断することなく、よくよく考える必要があるとわたしは思います。
- 「数ある住宅会社をじっくりと比較検討したい。」
- 「間取りや暮らしの知恵などのたくさんアイデアが欲しい。」
- 「私たちの予算では、いったいどんな家が建てられるの?」
- 「まだ考え始めたばかりで住宅展示場へ行くのはハードルが高い。」
こんな風に思っている方は、まずはネットでカタログを取り寄せて、マイホーム購入に向けたイメージづくりをしてみてはいかがでしょうか。
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