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ダメ。ゼッタイ。住宅会社選びで失敗してしまう原因とは?

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注文住宅を建てて「失敗してしまった!」という人って結構たくさんいらっしゃいます。


一言に失敗といっても、間取りの失敗、予算立ての失敗、住宅会社選びの失敗、と様々な失敗があります。


今回の記事では、住宅会社を選ぶときに起こりうる失敗点に着目したいと思います。


住宅営業マンである私から見て、決して後悔しないよう「こんなセールスには気をつけて欲しい。」という点をご紹介します。


中には私が勤めている住宅会社でも未だに使われてる手法がありますが、決してお客様のためにならないことだと思っているため私自身はほとんどすすめておりません。


しかし厳しい住宅業界を生き抜いていくには、多少なりとも強引な方法で契約にまでこぎづける必要もあるのが事実です。


全てを否定する訳ではありませんが、あらかじめ内情を知って話に乗るかどうかをよく考えましょう。

キャンペーンに騙されるな!

あなたが気になる住宅会社と商談をしているとこんな提案をしてくる担当者がいます。

  • 『◯◯キャンペーンで今契約を決めて頂ければこれだけ安くしますよ!』
  • 『外壁のキャンペーン中につき今月中限り無償でグレードアップします!』


など、魅力的な条件が提示されてきました。こんなときあなたならどうしますか?


『予算オーバーだけどこれだけ頑張ってくれるなら...。でも一社だけで決めるのも不安だし...』


と迷う気持ちがありますよね。


勢いに任せて決めてしまいそうになりますが、そこは一度落ち着いてよく考えてみましょう。


お得に注文住宅を建てるためには、絶対に複数社で比較検討するべきなんです!


しかし営業マンである私からすると、本当は相見積もりを取られることは避けたいのです。

こちらの記事で詳しく説明しています↓↓
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キャンペーンはあくまで当月契約してもらうための単なる口実であることが多いんです。


キャンペーンを大々的にやっている会社を定点観測してみてください。


同じようなキャンペーンが数ヶ月おきに行われていることが見てとれるようにわかります。


つまり、キャンペーンによってできる値引きやサービスは大概担当者レベルでいつでもできるということなんですね。


まずはなんとしてでも他メーカーを検討に入れさせずに、住宅会社を一社に絞ってもらうということが営業マンの目標で、値引きやサービスをエサに興味を惹くことは正直一番簡単な方法なんです。


そんなキャンペーン頼みの担当者やその住宅会社では、あなたにとって有益な情報や提案力など、ほとんど期待はできないと思った方が良いかと思います。

短工期には気をつけろ!

『◯月完成にご協力いただけるのなら◯◯円値引きします!』


このような交換条件で契約を迫ってくるケースもあります。


一見家を建てる人にとっては金額が安くなるため「win-win」の関係にあるように思えますが、場合によっては値引き以上の損をしてしまう可能性も秘めているのです。


注文住宅の場合は、契約が決まっただけでは会社には1円の利益も発生せず、建物が完成し引き渡しが完了して初めて利益となります。


そのため住宅会社側は契約が決まった物件に関しては、ひと月でも早く建物を完成させて代金を回収し、次々と回転させていきたいと考えるのです。


契約から完成までの期間が短ければ短いほど、打ち合わせ期間・回数も少なくて済むため人件費や固定費も削減できます。


こんな条件を飲んでくれるお客さんに対しては、住宅会社は普段より値引き幅を大きくして多少利益額を削ってもありがたいものなんです。


しかしこれで喜ぶのは住宅会社だけであり、実はお客さんはもちろんのこと、住宅会社スタッフにも大きく負担がのしかかります。


打ち合わせ期間に余裕が全くないため、たとえば通常2〜3ヶ月かけて決めていく間取りや設備仕様も1ヶ月で決めなければいけないということもあります。


迷っている余地もないので、言われるがままに仕様や色決めをしていってしまい、完成してから「こんなはずじゃなかった。」と後悔してしまうことも少なくはありません。


打ち合わせ期間に余裕があれば、いろいろと迷う余地もありますし、納得いくまで悩んだりショウルームへ実物を確認してから決定したりと、心や身体にも余裕が生まれます。


工期が短いと現場も急ピッチで進めていくため手直しや、補修がかなり多くなってしまう傾向があり、「新築なのに継ぎはぎしたような家だ。」と言われる事さえあります。


あなたが性格的にあまり迷うほうではなかったり、設備仕様にも特にこだわりがなければ、急いで建物を完成させて値引きという恩恵を受けるのもひとつです。


短い工期で家づくりを終えた実際のお客様は、比較的満足度が低かったり、クレームになってしまっている場合もありますので、正直おすすめはできません。

先着◯◯棟限定!

これもキャンペーンの一環として使われている常套手段です。


日常生活であなたの周りでも「先着10点のみ限定!」などお得感満載のサービスを見たことはあるかと思います。


注文住宅においても「◯◯エリア限定10棟先着モニター値引き!」や「先着3棟限定で太陽光発電システムが無償搭載!」などの様々な特典を早い者勝ちで売ろうと考えます。


消費者視点であればある程度気に入っているメーカーだと、枠が埋まってしまうまでに何とか抑えようという心理が働くため、契約が決まるまでの期間も短くなり確実に結論も出ます。


しかしこれは数に限りがあると言いながら、多くの場合ほんとうは特に上限なく何件でも受け付けているのです。


在庫が限られている物販などでは、限定◯個限りというのは信憑性が高いと思いますが、注文住宅の場合は基本的に在庫を持つビジネスではないため事情が全く異なります。


中には本当に値引きの予算枠を取って、特定のお客さんのみ特別な値引きを行っている会社もあるかもしれませんが、仮に住宅会社があなたとの商談中に「昨日、先着枠が埋まってしまったのでこの値引きはできなくなってしまいました。」という話があった時点で、その住宅会社で家を建てる可能性はほぼゼロになりますよね。


わたしが営業担当であればそんなマイナスでしかない話、絶対にしたくはありません。


まとめ

住宅会社に限らず、世の中にはお得なキャンペーンや特典などたくさんあると思います。


「今がお得だ!」と感じて購入することで、自分が得をした気分で満足感を得れるのであれば、それはそれで間違ってはいないと思います。


来月であっても半年後であっても同じ条件で買えると分かっていたとしても、住宅の購入は特に決断することにもエネルギーがいるものなので、「キャンペーンで安く買えたんだ」という納得できる理由があれば後で後悔することもないのかもしれません。


今回の記事は、あくまで私の主観によるもので全てが正しい情報ではないかもしれませんが、あなたの住宅選びで失敗しないための予防線と思ってもらえたら良いかと思います。


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